[普通科]第一線行動中の普通科中隊長(陸佐)

某普通科連隊の第2中隊(通称「No.中隊」)、いわゆる“普通科中隊”中隊長の3等陸佐(仮定)。小銃小隊を中心に、対機甲火力・迫撃砲火力を指揮し、敵を撃破します。中隊は兵站(補給等業務)機能を有する最小単位の部隊であり、組織戦闘の遂行において重要な役割を果たします。

 

正面

装備一式を身につけた普通科中隊長。

装備は88式鉄帽の他、最新に準ずるもの(「戦闘装着セット」または「2形装具」と呼ばれるもの)を装着。
中隊長の武装は小銃ではなく、拳銃(9mm拳銃…部隊によっては9mm機関拳銃)。右腰には9mm拳銃用のホルスターが取り付けられています。
(小銃・銃剣は携行しません)

攻撃行動における第一線中隊として活動する任務を与えられているようで、顔にはフェイスペイント(ドーラン)を塗っています。

正面左胸にあるOD色の大型の袋は、「防護マスク4形」(ガスマスク)の携行袋。任務に関わらず常に携行します。
携行袋は一般的な右肩よりタスキがけの方法で装着され、ウエストにストラップをまわして固定しています。

 

背面

背面の状態。Y型サスペンダーを使用していないため非常にすっきりとしています。
右肩からタスキがけされているのは防護マスク携行袋のストラップ。

なお、Y型サスペンダーを使用するケースもあります。

 

 

 

 

左右側面

左右側面の画像。装具取り付けのディティール、米軍のものに比べ浅くできている88式鉄帽の側面形状などが良くわかります。
防護マスク携行袋の大きさが、あらためて印象的です。

手袋は官給品と同じOD色の軍手を使用。

正面の装具取り付け状況

弾帯には右から、
    「弾入れ拳銃用」
    「救急品袋 迷彩2形」
    「9mm拳銃用ホルスター」
が取りつけられています。

拳銃用の弾入れは左手で取り出しやすいように体の左側に取り付けてあります。救急品袋は取り付けのバランスを考慮し、体の右側前面に取り付けられています。

 
背面の装具取り付け状況

弾帯上、左から
    「水筒」
    「双眼鏡ケース」

車両への乗車などの利便を考え、可能な限り背面への装具取り付けを避けています。

使用頻度の高い双眼鏡が取り出しやすいよう右側に位置し、水筒が左側に装着されています。

この双眼鏡とそのケースは官給品ではなく私物品。比較的大型のものまで収納できます。

左側面の装具取り付け状況
拳銃用の「弾入れ」(弾帯上の左側)の形状・取り付け状態が良くわかります。乗車行動を意識して、水筒が体側よりに取り付けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

右側面の装具取り付け状況
弾帯上、左から
    「双眼鏡ケース」
    「9mm拳銃用ホルスター」
    「救急品袋 迷彩2形」
ホルスターは皮製。中には9mm拳銃が収められています。一部では私物の布製ホルスターを使用する例も見られます。

 

 

 

 

 

73式小型トラック(ジープ)から下車しようとする普通科中隊長。状況の確認を行い、部隊に次の行動の指示を与える。

 

 

 

 

…今回紹介したものの他に地図等を収納する「図納」をタスキがけ等で身につけることもあります。

model: H-SDF

Special thanks : KAMONABE

 

最終更新:2001.9.16

 

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※このページの情報はマスコミ等において公表されたもの、一般に公開状態となったものをまとめたものです。防衛上の機密に関する情報は一切扱っていません。

※88式鉄帽は複製品、9mm拳銃及びホルスターはエアガン・複製品を使用しています。

※使用した装具等は全て一般のミリタリーショップ等で購入したものです。防護マスク4形携行袋の中身は、残念ながら入っていませんm(_ _)m

※階級章・徽章・ネーム等は一部画像処理を施してあります。