一般に「新迷彩」と呼ばれる戦闘服を着用。5.56mm機関銃MINIMI（ミニミ）を手にしています。

頭には88式鉄帽、靴は戦闘靴。装具類も、ほぼ最新のもの（「戦闘装着セット」または「2形装具」と呼ばれるもの）を装着。

機関銃手の装備は、小銃手に比べ腰周りは少ないものの、弾薬や銃重量を含めれば同等以上になります。

尚、この機関銃手はサスペンダー（つりバンド）を使用していますが、これについては、使用しない場合もあります。

正面及び背面

左脇にあるOD色の大型の袋は、「防護マスク4形」と呼ばれるガスマスク。
機関銃手も例外なく常に携行します。
携行用の袋は、右肩よりタスキがけにされ、ウエストにストラップをまわして固定しています。

腰の弾帯（ピストルベルト）には各種装具が取り付けられているものの、小銃手に比べその数は少なくなっています。
正面のタスキがけにされている薄い緑色の袋は弾薬入れ。右腰には私物の工具やスプレー潤滑油などを携行するため小型バッグ（私物品）が取り付けられています。
銃剣は通常、携行しません。

陸士は、戦闘服では階級章を右上腕、袖の付け根から10cmの位置に付けます。（制服は左袖）
ネームは、この部隊では右胸に付けています。

その上に右肩から「防護マスク4形」携行袋、左肩から弾薬袋をかけています。左肩（サスペンダー)にはコンパスケース（私物）が付けられていますが、コンパス以外の小物の収納などにもよく使われます。

↓ 左側面の装具取り付け状況
「防護マスク4形」のケースを左脇に抱えるようなかたちで装着しています。
防護マスク下の弾帯は空きスペースとなっていますが、これは片腕を立てする匍匐の邪魔にならないようにしているため。

リンク式の給弾、連続射撃に耐えうる銃身、安定感ある重量、2脚などにより、機関銃の持つ火力は小銃の比ではありません。