H-SDF掲示板 |
スレッド連立てで失礼します。 もの凄くくだらないことですが・・・ 旧装備を語る上で決して避けて通れない道。 それはまるで、私にとってナスカの地上絵、インカ帝国の謎 と共に3大謎の一つであった 「官品タイプあご紐」 の着装方法です。やっと要領が分かりました。 あの輪っかに平紐だけ。2本一組の小宇宙。 ああでもない、こうでもないと思案しながら男1人ガチャガチャ 取り回し、後ろを振り返ればいつの間にか仕事先から帰宅した 連れに白い目で見られて3日間口を聞いてくれなかったあの日々。 そんな紆余曲折を経ながら平紐を着装している図が載ってる 古い写真を入手し、それと真夜中ににらめっこ。 もう尋常ではありません。 ただその結果、これが最も適切な方法かもしれないと一つの 結論が出ました。 結局、一言で言えば鎧兜と同じだと言う事です。 ただ、ポイントとしてあの紐の金属の輪っかが左右それぞれ あごの脇のあたりに位置することです。 今まで輪っかを帽体のヒンジのところまで追いやっていたので 分からないはずです・・・ しかしこれが、本当の要領かどうかは定かではありませんので ご存知の方がおられましたら、是非ともご教示願います。 (案外、部隊毎云々で色んな方法があるのかも知れませんね) |
Re: あご紐 私が習った方法は、輪っかを追いやって、お互いに適当な位置(あごの先端から5pくらい)を縛っていました。 紐がかなり余る感じですが、当時の補給陸曹(15年ほど前)からそのように教わりました、もっともその方法で鉄帽を被っていたのはその補給陸曹だけでしたが(笑)他の人はみなPX品の便利なものを使っていたので、サンプル数が少なく、本当のところはわかりません。 |
Re: あご紐 左右どちらでもいいのですが、金具をあごの脇に持ってきたら、ひもの先端を片方は唇の下あたりを通して反対側の金具に。もう片方はあごのところを通して反対の金具に持っていき、キュ〜っと締めたらあごの下で結ぶ… これが私が習ったやり方です。 私が新兵の頃の古い空曹の方々は、鉄帽を被らないときにはひもを伸ばして背中に背負えるという理由で、ワンタッチあごひもを嫌ってる人が多かったです。 |
Re: あご紐 番長さん、横からスミマセン。 旧鉄帽の官品あご紐の着装要領ですが、想像するに旧軍の鉄帽と同じ 方法なのではと思いました。ただし、私に旧軍の着装方法をお聞きに なっても知りません(笑 「結局、一言で言えば鎧兜と同じだと言う事です。」は当っていると 思われますよ。 |
Re: あご紐 そうですね、実のところ私も入隊時に助教から教わって、すぐにPX品にしてしまったので、詳しいところは正直覚えていません(^_^;) ただ「ネクタイのように」結ぶことだけは覚えております。 あと、旧迷彩で観閲式中央式典に参加していた当時の普通科部隊(32iなど)にいた方は、きっちりと覚えていらっしゃるのではないかと思います。 |
Re: あご紐 前回の自衛隊中央観閲式に予備自部隊の列兵として、旧迷彩で参加しました。そのときに統制されたあご紐の着装要領は、概ねTKCoさんのご説明と同じ方法でした。 ただ、余った端末の処理についてはH-SDFさんの仰る「ネクタイを結ぶ要領」で結び目にグルグルと巻いていき、仕上げはほどけないように針と糸で結び目を軽く縫って止めるという、非常に念の入ったものでした。 確か私が新隊員だった頃、あご紐の金具があごの脇に来る着装要領を習った様な気もします。 が、皆さんと同様、私も中隊配属後は私物あご紐ばかり使っていましたので、こちらの要領は忘れてしまいました。 |
Re: あご紐 私は部隊配属になってからも官品で結んだ方が 防護マスクの装着が楽だったので、愛用してました。 今はPX品で楽をしてますが(;^^) |
Re: あご紐 あと、射撃の際に金具等が頬付けを邪魔しないと言うことで、根強い人気(!?)があったのも確かですよね(^_^;) |
Re: あご紐 レスを付けて頂いた皆様、ありがとうございます。 私も以前から、ネクタイを結ぶ要領云々と聞いていましたが イマイチしっくりとしなかったもので・・・ やはり旧軍の要領→ネクタイ方式 が正式の方法でその他は亜流なのかも知れませんね。 また皆様のレスを伺うと生きた使用感、方法を 知ることができ、面白いですね! うーん官品タイプ、奥が深い・・・ |
66式鉄帽を手に入れて以来、 更に旧迷彩に目覚めた私ですが、 官品タイプのあご紐もやはり登竜門だと思い、 入手に全力を注いでいる毎日です。 ところで、先のレスにて旧軍と同じ、との記述があり、 私も深く考えずに過ごしていましたが、 「日本の軍装・1930〜1945」(中西立太著/大日本絵画) というイラスト本を持っている事を思い出し、 改めて紐解いてみました。 結論から申しますと、 このスレッドで書かれている66式鉄帽あご紐と、 旧軍のあご紐の結び方は違う様に思います。 当然ながら、旧軍の鉄帽は紐のみで構成されていますので、 おのずと通し方も違い、 イラストから読み取ると、 唇の下を通さず、両方の紐ともあご下を通る、 という様に見て取れます。 (もちろん、私の見方が間違っている可能性も大) 面白いのは、 海軍と陸軍であご紐の処理が違うこと。 こんな所にも陸海軍の確執が・・・・? もし本を所持されている方がおりましたら、 是非御指導お願い致します。 |
>老兵 さん 書き込みありがとうございます(^_^) いやー、細かく調べられたようで頭が下がります。 旧軍の陸・海で結びが違うのは私も知りませんでした! 本当にありがとうございますm(_ _)m 66式の官品あご紐も「結ぶ部分」は紐だけですので、その意味では旧軍のあご紐と同じかと思います(金具は鉄帽への紐そのものの取り付けに使うものですので)。外見的な結び方は確かに違うでしょうね。旧軍のほうが、紐の構成自体が複雑だったように記憶しております(^_^;) ただ「ネクタイ」方式がベースにあることは違いなかったように思いますが、いかがでしょうか? あと自衛隊でも官品あご紐の結び方にはいくつかスタイルがあります。旧軍ではどうだったのでしょうかね(^_^) |
私が引用した「日本の軍装」という本で、 更に発見がありました。 落下傘兵が使用する鉄帽のあご紐は、 ほぼ66式鉄帽と同じ様な構成の様です。 相違点は66式の場合、 紐を通すリングが左右それぞれ一箇所なのに対して、 落下傘兵用は耳の前後に片側二箇所ある点で、 Y字形を構成して下の伸びた紐があごの下を通って、 反対側の紐と絡み合う、という部分は66式と似ています。 あご紐の処理までは描かれていませんが、 唇下とあごとそれぞれ紐が通るので、安定していたと考えられます。 因みに、海軍の落下傘兵の場合ですので、 陸軍の落下傘兵での処理は違うかも知れませんね。 旧軍の一般的な鉄帽では、 一対の二本の紐を用いるのではなく、 一本の長い紐で鉄帽内のリングを巧みに通りながら 締め上げているのが特徴だと思います。 陸軍用は、あごの下で紐を結んでいるのですが、 海軍の場合、後頭部の中央で結んでいて、 あごの下は単に紐が交差しているだけのようです。 ただ、結び方は単に蝶結びで描かれているだけなので、 まだ研究の余地が有りそうです。 今度、靖国神社の遊就館で参考になるものは無いか、 探す必要があるかも・・・・ 同書では、 陸軍用の簡易節約型と記された結び方も紹介されています。 ・・・・・・ うーん、私としては、 単に66式鉄帽のあご紐を調べるだけのつもりだったのですが、 何と無く深みに嵌った感がしてなりません・・・ |
>老兵 さん 詳細レポートありがとうございます!! 私も気になってネットを検索してみているのですが、仕上げはどうやら「蝶結び」のようですね…。 また是非何か資料等がございましたら教えてください(^_^) |